マレーシアの料金所、どう通る?|RFID・T&Gカードwith孫の手使いこなし実録

マレーシア生活

マレーシアで車を運転し始めて、最初に戸惑うのが高速道路の料金所(Toll Plaza)です。

日本のETCのような統一されたシステムではなく、複数の支払い方式が混在していて、レーンの種類も違う。「どこに入ればいいの?」と最初はかなり混乱しました。

今回は、赴任から数ヶ月で学んだ、孫の手の話から、フロントガラスの謎のステッカー発見まで、料金所攻略の実録をお届けします。


目次

  1. マレーシアの料金所、3種類のレーンとは
  2. まずはT&Gカード+孫の手で乗り切る
  3. 窓拭き中に気づいた「謎のステッカー」
  4. RFIDをアプリで紐付け→白いレーン開通!
  5. RFIDが圧倒的に速い理由
  6. SmartTAGはもう時代遅れ?
  7. 結局、孫の手も現役である
  8. まとめ:新駐在員の料金所攻略ロードマップ

1. マレーシアの料金所、3種類のレーンとは

マレーシアの料金所には、大きく分けて3種類のレーンがあります。

🔵 Touch ‘n Go(T&G)レーン(青) 最もポピュラーなレーン。T&Gカードをリーダーにタッチして通過します。一時停止が必要。

⚪ RFID レーン(白) フロントガラスに貼ったRFIDステッカーを自動読み取りするレーン。ほぼ止まらず通過できます。

🟡 SmartTAG レーン(黄) 車内に設置した専用機器(SmartTAG)で自動決済するレーン。かつての主流でしたが、今は縮小傾向らしいです。

この3種類を頭に入れておくだけで、料金所での迷いが格段に減ります。


2. まずはT&Gカード+孫の手で乗り切る

赴任直後はとにかくTNG(タッチアンドゴー)カードで乗り切っていました。TNGカードはTNG eWalletアプリからチャージでき、わざわざ窓口やATMに行く必要もなく便利です。チャージは銀行からの送金でも、クレジットカードからでもできるので、前回作ったホンレオンのVisa Infiniteカードが早速大活躍です。

ただ、毎回窓を開けてカードをリーダーにタッチするのが微妙に面倒。ちょっと遠いとドアも開けなきゃいけない。そんな時、前を走る車のドライバーが使っていたのが長い持ち手のカードホルダー(いわゆる孫の手みたいなやつ)でした。

カードを先端にセットして、多少離れていてもカードリーダーにタッチできる便利グッズです。

「あれ、めっちゃ良い」

と思い調べてみたら、Mr.DIYで売っているとのこと。商品名は「Toll Card Touch N Go Stick Holder」。その週末に早速購入、価格はわずか数リンギット(RM3前後、正確な価格覚えてません、すみません)という、コスパの鬼です。

これだけで料金所通過のストレスが大幅に下がりました。

【ポイント】 Mr.DIYはマレーシア全土に展開するホームセンターチェーン。ショッピングモールにほぼ必ず入っています。Toll Stick Holderは車用品コーナーで見つかります。


3. 窓拭き中に気づいた「謎のステッカー」

孫の手生活に慣れてきた頃のある日。リース車のフロントガラスを拭いていると、左上の隅に細長い銀色のステッカーが貼ってあることに気づきました。

「……これ、なんや?」

会社からは事前に何の説明も無かったし、車の書類を漁っても手がかりなし。貼ってあること自体、赴任から1ヶ月近く全く気づいていませんでした(笑)。

Geminiで調べてみると、どうやらRFID ステッカーというものらしい。リース会社の識別に使っているものか、TNGと紐付けして高速の料金所のRFIDレーンを通過できるもの(TNG RFID)かもしれない。TNG用であればTNGアプリから紐付けできるはず、とのこと。

「もしかしてこれ、使えるんじゃないか?」


4. RFIDをアプリで紐付け→白いレーン開通!

さっそくTouch ‘n Goアプリを開き、「My Favourites」の「More」から「Transport」カテゴリ内にある「RFID」を選択。ステッカーに記載されている番号を入力してみました。

するとあっさり紐付け完了。

白いRFIDレーンが使えるようになりました。

RFIDステッカーの残高はT&Gアプリのウォレットと連動しているため、チャージもアプリで完結。アプリ内に残高だある限り、追加の手間は一切ありません。

リース車にはじめから貼ってあったステッカーが、番号を入力するだけで自分のアカウントに紐づいてしまうのは少し拍子抜けでしたが、すべての車に最初から貼ってあるわけではないようです。ちなみに同じ会社で2年前から赴任している同僚の車には貼っていなかったとのこと。まずはフロントガラスの左上を確認してみる価値はあります

ちなみにRFIDステッカーを自分で購入する場合は、WatsonやShellなどで約RM35前後で買えます。Touch ‘n Goアプリのeショップからも購入・配送が可能です。

【ポイント】 RFIDステッカーはT&GアプリのeShopから購入し自宅に届けてもらうか、Shell・Watson・Lazada・Shopeeなどでも入手できます。価格はRM35前後。


5. RFIDが圧倒的に速い理由

RFIDレーンを使い始めて、その快適さに驚きました。

T&Gカードレーンは一時停止してタッチが必要ですが、RFIDは時速20km程度でそのまま通過できます。バーが上がるのを待つ必要もなく、文字通り「流れるように」通過できる。

混雑時に両レーンを目視で比較してみたところ、RFIDレーンはT&Gレーンの約2.5倍のスループットという体感でした。特に通勤ラッシュ時や週末の渋滞時には、この差が積み重なってかなりのタイム短縮になります。

ただし一点注意。前の車が残高不足でゲートが開かずに止まることがあります。速度を出して走っていると急ブレーキが必要になるので、RFIDレーンでも車間距離は十分に取ることを強くおすすめします。

【ポイント】 RFIDレーンはスムーズですが、前の車のトラブルで急停止するケースがあります。車間距離を取って走りましょう。


6. SmartTAGはもう時代遅れ?

もう一つのレーン、SmartTAG(黄色いレーン)についても触れておきます。

SmartTAGとは、車のダッシュボードなどに設置する専用の機器を使って自動決済するシステムです。かつてはRFIDより普及していましたが、現在は純正のSmartTAG機器は販売終了しているようです。

代替品はサードパーティ製のものが存在しますが、サイズがやや大きい、というか分厚い(イオンとかのにあるバーコードリーダーみたいな感じ)為、車内でスペースを取るのが気になりました。

RFIDがフロントガラスに薄いステッカー1枚で完結するのに対し、SmartTAGは機器の設置・管理が必要。今から新たに導入する理由はほぼないと感じています。

新規で始めるならRFID一択です。


7. 結局、孫の手も現役である

「RFIDがあれば孫の手はもう不要では?」——そう思っていた時期が私にもありました。

しかし現実はそう単純ではありません。

ショッピングモールの駐車場は、まだT&Gカードがメインです。RFIDに対応していない駐車場も多く、入出庫時にT&Gカードをタッチする場面は日常的に発生します。

つまり現状は、

  • 高速道路 → RFIDで快適通過
  • ショッピングモール駐車場 → T&Gカード+孫の手

という二刀流が最適解です。

数リンギットで買った孫の手が、今も毎日現役で活躍しています。コスパという意味では、マレーシア生活で購入したグッズの中でも指折りかもしれません(笑)。


8. まとめ:新駐在員の料金所攻略ロードマップ

マレーシアに赴任したての方向けに、料金所攻略の順番をまとめます。

STEP 1|T&Gカードをアプリでチャージできるようにする Touch ‘n GoアプリをDLして銀行口座と紐付ける。チャージはアプリで完結。

STEP 2|Mr.DIYで孫の手(Toll Stick Holder)を買う RM3前後。駐車場でも高速でも使える万能グッズ。まずこれで乗り切る。

STEP 3|リース車・社用車のフロントガラス左上を確認する 謎のステッカーがあれば、T&GアプリのRFID登録画面で番号を入力。あっさり紐付けできる可能性あり。

STEP 4|RFIDステッカーを自分で買う(ステッカーがない場合) Watson・Shell・T&GアプリのeShopでRM35前後。

STEP 5|高速はRFID、駐車場は孫の手の二刀流で完成

ってな感じです。

この内容がお役に立てば幸いです。

ではまた!

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